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遊ぶだけじゃない!?シャボン玉の新しい使い道

つくばエキスポセンターで行っているサイエンスショーの中でも、人気が高いサイエンスショーの1つが、「シャボン玉」のサイエンスショーです。たくさんのシャボン玉を作って楽しむこのサイエンスショーでは、お客さんから何度も歓声が上がります。




(サイエンスショー「シャボン玉」のようす。2018年撮影)

ふわふわと浮かぶシャボン玉を作って遊ぶのは、とても楽しいですよね。


このシャボン玉について、吹いて遊ぶだけでなく、意外な使い道が研究されているんです。
今回のサイエンスメモでは、シャボン玉を使った面白い研究をお話していきましょう。
シャボン玉の新しい使い道として考えられているのが、植物の受粉への応用です。
受粉とは、花のおしべで作られた花粉がめしべにつくことです。
受粉が起きることで、花が散った後に実が作られ、種を残すことができるようになります。
おしべからめしべまで花粉を運ぶ方法は、花の種類によって違います。
たとえば、春先に花粉症の原因として話題になるスギやヒノキは、花粉を風に運ばせています。
そして、サクラやユリなどは、花の蜜を集めに来る昆虫に花粉を運んでもらう方法をとっています。
花に集まる昆虫というと、チョウやハチが思い浮かびますよね。


ところが近年、農薬や温暖化などの影響で、ミツバチやマルハナバチなどのハチの数がどんどん減ってきています。ハチの数が減ると、受粉できる花の数も減ってしまい、植物が実を作れず、種を残せなくなってしまいます。

そこで、ハチの保護を進める活動が進められていますが、それと同時にハチに頼らない受粉の方法が研究されています。そして、今年6月に北陸先端科学技術大学院大学のグループが発表したのが、シャボン玉を使った受粉の方法です。

その方法は、花粉を含ませた特殊なシャボン玉を作り、空からドローンで花に降らせて、受粉させるというものです。まるで空想の世界に出てくるような、ワクワクする光景の実験ですね。

ナシの花を使ったこの研究では、90%くらいの花が実をつけることに成功しました。
つまり、人の手で受粉させた時と同じくらいの成功率となったのです。

シャボン玉を使ったこの方法には、花だけを狙ってシャボン玉を届けられるか、シャボン液が環境に与える影響はどうかなど、まだわかっていないこともあります。
それでも、もしかしたら将来には、ドローンから飛んできたシャボン玉が花の上を舞う、とっても楽しそうな風景が見られるようになるかもしれませんね。


参考資料

北陸先端科学技術大学院大学のプレスリリース

 

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