石灰岩形成に寄与した石灰結晶殻を造る海洋植物プランクトン
光を受けた植物が動物の命を維持することの発見に始まる光合成研究250年の歴史と光合成研究の最前線について解説します。
さらに、光合成生物がどのように地球環境の変化と対峙し進化してきたかや光の色や明暗リズムを利用する巧みな生命現象についても解説します。
第1回 光合成研究250年のエピソードと最先端(講義)
3月15日(日)13:30~15:00
光と受けた植物が動物の命を維持することを発見したことから始まる光合成研究の歴史を紐解き、光と二酸化炭素と水からデンプンと酸素を作り出すしくみの解明に要した250年を数々のエピソードを交えて解説するとともに、最先端研究についても紹介します。
第2回 光合成生物の環境適応と能動的インパクト(講義)
3月15日(日) 15:15~16:45
地球環境変動に伴う光合成生物の進化について紹介するとともに、光合成生物が持つ環境を変化させる能動的作用について紹介します。
第3回 光と色と生命(講義とデモ実験)
3月22日(日)13:30~15:00
光のスペクトル変化に対応する植物の反応について解説します。海における光スペクトル変化に対応する海藻の色素変化について理解するためのデモ実験を行い、そのメカニズムについて詳細に解説します。
第4回 光のリズムと生命(講義)
3月22日(日) 15:15~16:45
海洋植物プランクトンの概日リズムによる生理現象の変動、微細藻類の明暗周期による同調培養、光の強弱の変動が与える代謝変動などの例を基に、光のリズムが生命現象に与える効果について紹介します。