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おとなのためのサイエンス講座

大統合自然史への誘い~AIと共に探る宇宙・地球・生命・文明~

内容

大統合自然史では、人間の営みも自然界の森羅万象の一部と考えます。私たちの宇宙の始まりビックバンから人類文明の展開に至る道筋を、急速発展中のAIのサポートも受けながらたどり、一貫した歴史として認識することを目指します。

第1回 宇宙の始まりから星の誕生へ
6月1日(日)13:30~15:00
138億年前のビックバンで生まれたこの宇宙には、初めての物質(素粒子)が出現しました。変化する宇宙環境の中で、素粒子は元素(水素とヘリウム)となり、初めての星(恒星)が誕生します。星の内部で起こる核融合反応によって重い元素の合成が始まりました。

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第2回 超新星爆発から太陽系・地球の誕生へ
6月15日(日)13:30~15:00
星の一生の最後に起こる超新星爆発から、分子雲と呼ぶ星雲が生まれ、新しい物質形態(分子)が生み出されると共に、一方で新たな星も生みだされます。このような過程で太陽が生まれ、地球の地殻構造の働きでプレートテクトニクスが始まり、また地磁気も発生しています。
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第3回 水の起源から多細胞生物の誕生へ
6月29日(日)13:30~15:00
宇宙で作られた水やアミノ酸などを材料に、地球上に初めての生命が誕生します。生まれた生命は変化する地球環境から進化が促されます。原核生物である古細菌が同じ原核生物のバクテリア(ミトコンドリア)を細胞内に取り込んだ事で、細胞構造が大いに異なる真核生物が誕生し、環境変化にも影響され多細胞生物の誕生を迎えます。
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第4回 恐竜絶滅から人類文明の展開へ
7月13日(日)13:30~15:00
恐竜絶滅で生じた生態学的ニッチのおかげで哺乳類が繁栄し、その延長に人類が誕生して環境変化に応じた進化を積み重ねました。約1万2千年前に始まった完新世の安定温暖な気候の中、主要な食糧調達を狩猟採取から農業生産に転換、産業革命を経て現在は科学的成果を幅広い分野で活用しています。
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開催日

2025年6月1日(日)、6月15日(日)、6月29日(日)、7月13日(日)

開催時間

13:30~15:00

所要時間

1時間30分/回

対象

科学技術に関心のある大人の方
※ 原則、全4回の講座の受講が可能な方。すべて受講できない方は申し込みの際に連絡事項にご記入ください。必要に応じて事務局より連絡いたします。

定員

5名以上(最大12名)

場所

つくばエキスポセンター 1階 第1休憩室

申し込み方法

このページ下部に表示される申込フォームよりお申し込みください。
※ 全4回の講座申込になります。
※ 申込は5月1日(木)12:00より開始します。

参加費

1,000円/日(入館料別途)

主催・共催・後援・協力

協力:筑波大学(予定)

講師

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鎌田 進(かまだ すすむ)
高エネルギー加速器研究機構名誉教授(ダイヤモンドフェロー)、総合研究大学院大学名誉教授
1973年東京大学理学部物理学科卒業、KEKに就職。草創期の筑波研究学園都市で、田園生活を満喫しながら加速器研究を開始。数十年後、立派な街に育った「つくば」を見ながら定年を迎える。その後、総合研究大学院大学で教養科目「大統合自然史」の授業開発を担当。これを機に、文理の枠・組織の枠を超えて集う研究者仲間と共に、専門分野の壁を克服する活動を続けている。

備考

当館の駐車場は土日祝有料(500円/日)です。
満車の場合は、近隣の有料駐車場(北2駐車場 最初の1時間220 円、以降30分ごとに110円)をご利用ください。
ご入館は正面入口からお願いいたします。

お問い合わせ

つくばエキスポセンター 運営部 普及事業担当

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