第1回 健康と病気の研究に役立つマウスのはなし
11月6日(水) 13:30~15:00
マウスはヒトと同じ哺乳類のモデル生物として世界中の生命医科学研究で利用されています。研究用のマウスは100年以上の歴史があり、最初は遺伝学やがんの研究に利用され、今では遺伝子組換えやゲノム編集技術によりヒトの遺伝子の働きや病気の仕組みの解明に利用されています。この講義では、私たちの健康や病気の理解に役立つ研究材料としての「マウス」の歴史と我が国で開発されノーベル賞受賞研究で活躍したマウスについて紹介します。
第2回 マウスから学ぶゲノムと病気
11月7日(土) 13:30~15:00
ヒトの基本ゲノム情報が解読されて四半世紀。ゲノムの解析は、わたしたちの体のしくみを知るための最も重要なプロセスです。次世代シーケンシングやゲノム編集により、ゲノム情報の読み書きができる時代に、マウスの研究がどのように病気と遺伝子の理解に役立つのか、一緒に学びます。
第3回 遺伝子の働きをマウスが解き明かす
11月20日(水) 13:30~15:00
マウスは人と同じ哺乳類で、遺伝子に関しても人と驚くほど似ています。現在、マウスをモデル動物として哺乳類の全ての遺伝子の機能解明を目的とするプロジェクト、国際マウス表現型解析コンソーシアム (IMPC)プロジェクトが進行中です。この講義では、大規模な国際プロジェクトから見えてきた遺伝子の働きについて学びます。
第4回 医科学研究を支える実験動物の発生工学
11月21日(木) 13:30~15:00
発生工学技術は、個体の発生過程に人為的な操作を加えることにより、発生に関わるメカニズムを明らかにしたり、研究や臨床・産業に役立つ動物を作り出す技術です。発生工学技術の開発には、マウスを始めとした実験動物が大きく貢献してきました。その歴史から最先端の応用まで紹介します。
2024年11月6日(水)~11月21日(木)
13:30~15:00
1.5時間/回
科学技術に関心のある大人の方 ※ 原則、全4回の講座の受講が可能な方。
5名以上(最大12名)
つくばエキスポセンター クラブルーム(2F)・第1休憩室(1F)
※ 実施場所につきましては、受講案内メールを送付する際にお知らせいたします。
このページ下部に表示される申込フォームよりお申し込みください。
※ 全4回の講座申込になります。
※ 申込は10月6日(日)12:00より開始します。
1,000円/日【入館料別途】
協力:筑波大学、筑波山地域ジオパーク推進協議会、理化学研究所バイオリソース研究センター
氏名:吉木 淳、天野 孝紀、田村 勝、小倉 淳郎
所属:理化学研究所バイオリソース研究センター 実験動物開発室
つくばエキスポセンター 運営部 普及事業担当