所属:筑波大学
氏名:白岩善博(しらいわよしひろ)
山形県出身。新潟大学理学部、東京教育大学(修士)、東京大学応用微生物学研究所、同理学系研究科(博士)において、単細胞緑藻クロレラを材料に、光合成における無機炭素の利用機構の研究を開始し、光合成におけるカルボニックアンヒドラーゼの生理機能の解明により1979年に理学博士を取得。日本学術振興会奨励研究員を経て、新潟大学理学部助手、助教授となり、1997年に筑波大学教授、生命環境科学研究科長、生命環境系長、学長補佐(特命:環境)。2016年に名誉教授および大学院教育担当の特命教授、マレーシア工科大学客員教授。ドイツおよび米国において光合成の炭素代謝機構を研究。筑波大学では大学院共通科目や若手大学人育成イニシアティブ等の教育・人材育成プログラムを主導。微細藻類の光合成炭素代謝の制御機構と微量元素の生理機能に関する研究や、海洋ハプト藻類によるバイオ燃料生産の研究や北極海氷融解の生物影響など地球環境問題に関する研究、藻類による放射性セシウムの除去に関する研究などに従事。マリンバイオテクノロジー学会賞受賞。趣味は寄席芸鑑賞。