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チョウザメの赤ちゃんがやってきたよ!

6月5日、つくばエキスポセンターにチョウザメの赤ちゃんがやってきました!



今回やってきたチョウザメの赤ちゃんは、今年の4月1日生まれ。6月現在、体長およそ10 cm、体重5~6 gと、小さくてかわいらしい姿で、水槽の中を元気に泳ぎ回っています。

このチョウザメたちは、株式会社フジキンの万博記念 つくば先端事業所からお借りして展示しているものです。株式会社フジキンは、民間企業として初めてチョウザメの人工ふ化に成功した会社で、今回やってきた赤ちゃんたちも、人工ふ化によって生まれました。

今回は、そんなチョウザメについて、Q&A形式でご紹介してみたいと思います。

Q1. チョウザメはサメの仲間なの?
チョウザメは、形がサメによく似ていることから「チョウザメ」と名前がついているのですが、全く別の種類の魚です。たとえば、チョウザメには歯がないので、水槽に手を入れてもかまれる心配がありません。チョウザメにはほかにも、サメにはない浮袋や完全な腎臓を持っているという特徴があります。

ちなみに、チョウザメの「チョウ」という名前は、うろこの形が昆虫のチョウに似ていることから付いています。

Q2. どのくらい前からチョウザメはいるの?
チョウザメは、およそ3億年前からほとんど姿を変えていないといわれています。昔の生きものというと恐竜が有名ですが、恐竜が地球上に現れたのが2億2000万年前ですので、チョウザメがずっと昔から同じ姿で生きていることが実感できますね。

また、チョウザメ自体かなり長生きな魚で、数十年は生きるといわれています。中には、150年生きたと思われるチョウザメもいたそうです。


Q3. どこに住んでいる魚なの?
チョウザメが多く住んでいるのは、東ヨーロッパにある世界最大の湖、カスピ海です。チョウザメはカスピ海の上流の川で生まれ、小さいうちにカスピ海に下ってきます。そこで1~2 mほどの大きさに成長した後、再び川に戻って産卵を行います。 チョウザメの種類によっては、湖ではなく海に出ていくものもいます。日本でも、明治時代のころまでは北海道の河川で遡上(そじょう)してきた記録が残っています。


Q4. 食べられる魚なの?
チョウザメというと、卵を加工して高級食材のキャビアができることで知られますが、身の部分も刺身や塩焼きで食べられるほか、背骨を唐揚げにして食べることもできるなど、頭からしっぽまでまるごと食べられる魚です。

Q5. どうしてつくばで養殖しているの?
カスピ海に暮らしていたチョウザメの数は、乱獲や資源開発の影響で20世紀の終わりごろから減ってきています。そこで、チョウザメを守るために、チョウザメを養殖で増やす取り組みが必要となってきました。

そんな中で、今から30年ほど前、株式会社フジキンがチョウザメの養殖研究をスタートしました。フジキンはバルブの開発・生産を行っている会社で、空気や水のながれを細かくコントロールする技術を持っていました。その技術を生かして、チョウザメが育ちやすいように水の流れをコントロールした水槽をつくり、養殖に成功しました。 そのとき、養殖場所としてつくばが選ばれ、今日まで養殖が続いています。

チョウザメについてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
※フジキンのチョウザメ事業に関するHPです。

チョウザメの成長スピードは速く、この赤ちゃんたちもあっという間に大きくなってしまいます。「チョウザメの小さな赤ちゃんが見たい!」という方は、ぜひ近いうちにつくばエキスポセンターまで遊びに来てくださいね!


執筆:コミュニケーター 齋藤俊明

 

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